「34歳までに結婚しないと」
「今年こそは」
そう思いながら婚活を続けて、気づけば何年も経っていませんか?

良い人だと思っても数ヶ月で縁が切れたり、「またダメだった」と落ち込む。そんな繰り返しに、正直心が疲れてしまったんですよね。
前に進みたい気持ちはあるのに、婚活はそう簡単にはうまくいかない。だったら「結婚→出産」という順番にこだわらなくてもいいんじゃないか。そう思うようになったのが、選択的シングルという道でした。
まだ日本ではあまり馴染みのない選択肢かもしれません。でも、私はこの道を本気で検討しています。
今回は、私が選択的シングルを考えるようになった理由や、お金・子育て・パートナー選びについてどう考えているのか、よく聞かれるのでお話していきます。
そもそも「選択的シングルマザー」とは


選択的シングルとは、結婚というプロセスを経ずに、自分の意思で「一人で子どもを持つ」「一人で生きていく」という道を選ぶ生き方のことです。
海外では「シングルマザー・バイ・チョイス」と呼ばれることもあり、決して珍しい選択ではないんですよね。
日本ではまだ馴染みが薄いかもしれません。でも、婚活を長く続けてきた人の中には、同じように感じている人も少なくないと思いませんか?



私が考える選択的シングルは、主に以下のようなイメージです。
- 結婚を経ずに、知り合いなど信頼できる相手の協力を得て子どもを持つ
- 経済的な基盤は自分で整えておく
- 子育ては一人が基本だが、実家や周囲のサポートも活用する
- 将来的に結婚することも「あり」として否定しない
- 「結婚してから出産」という順番にはこだわらない
つまり、結婚を諦めるという話ではなく、順番や形を自分で選び直すという感覚に近いんです。
次の章では、私がなぜこの順番にこだわらなくていいと考えるようになったのか、その理由についてお話ししていきます。
婚活に疲れて選択的シングルを考え始めた理由
私は28歳の頃から、結婚を見据えて婚活を続けてきました。「35歳までには結婚したい」「そのためには34歳までにはお付き合いを」と、常に逆算しながら動いていたんですよね。
でも、婚活って思っているほど簡単には進まないもの。良い人だと思っても、2ヶ月後には自然消滅したり、お断りされたり。



「またダメだった」とショックを受けることが積み重なって、だんだん前向きになれなくなっていったんです。
「今年も一年、何も進まなかった」
「あの頃から一体何年経ったんだろう」
そう考えるのが日常になった時期もあって、正直うつっぽい状態になったこともありました。婚活を頑張っているはずなのに、頑張るほど心がすり減っていく感覚、経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
そんな時間を過ごし続けるより、楽しいと思える時間を増やしたい。
そう思うようになったのが、選択的シングルという道を考え始めたきっかけです。自分で決めて、自分で行動する。それなら、たとえどんな結果になっても後悔はしないだろうなと思っています。
私と同じようにマッチングアプリに疲れて別の婚活方法を試してみた話も、よかったら読んでみてください。
次の章では、「結婚→出産」という順番にこだわらなくてもいいと考えるようになった、具体的な理由についてお話ししていきます。
結婚→出産の順番じゃなきゃいけない理由はない|選択的シングルという考え方
「結婚してから出産する」
これが当たり前だと思っている人は多いはずです。でも、私はこの順番に必ずしもこだわる必要はないと思っているんですよね。
理由の一つは、女性の出産年齢には限りがあるということ。私は小児科看護師の経験があり仕事柄、臨床の現場で障害を持つお子さんをたくさん見てきました。
高齢出産に伴うリスクについては、人よりも実感を持って理解しているつもりです。



だからこそ、35歳を過ぎてからの出産は、今のところ全く考えていません(35歳を超えたタイミングでは、養子縁組という選択肢を検討するつもりです)。
一方で、結婚のタイミングは自分でコントロールできるものではありません。相手がいて初めて成立するものだからです。
アラサーの婚活事情と初婚年齢の実際を見ても、結婚のタイミングは人それぞれだとわかります。
だとしたら、出産のリミットと結婚のタイミングを無理に一致させようとする方が、かえって不自然なんじゃないかとも思うんです。
世の中にはシングルマザーとして子育てをしている方もいますし、子どもがいる状態から再婚する方もいます。それを踏まえると、「結婚が先、出産が後」でなくてもいいはず。
結婚は、後からでもできる。そう考えるようになりました。
次の章では、多くの人が気になるであろう「お金」の面について、私なりの考えをお話ししていきます。
選択的シングルマザーの場合、子育ての費用はどうする?
選択的シングルマザーを考えたとき、真っ先に気になるのはやはりお金の話だと思います。私自身、この点についてはかなり調べましたし、考えを整理してきました。
まず知っておきたいのが、今の日本はシングルマザーに対する支援が想像以上に手厚いということ。
- 児童扶養手当(母子手当):18歳到達年度の末日まで(障害児は20歳未満)の子どもを育てるひとり親に支給。第1子は月額最大46,690円(全部支給)、第2子以降は1人につき最大11,030円加算(所得制限あり)。
- 児童手当:高校生年代まで(18歳到達年度の末日まで)の子どもを育てるすべての人に支給。月額は3歳未満が15,000円、3歳以上高校生年代までが10,000円(第3子以降は30,000円)。
- ひとり親家庭等医療費助成:医療保険を使った場合の自己負担分を自治体が助成(自治体により所得制限や対象年齢が異なる)。
(参考:子ども家庭庁)
このように児童扶養手当や医療費助成など、婚姻状態によって受けられる社会資源に差があるのが実情です。
実際、保健師として働いていた際に、現場では、子どもが多い家庭があえて離婚を選ぶケースを何度も見てきました。籍を抜くことで受けられる支援があるなら、それを選択するというのも一つの合理的な判断なんですよね。
こう考えると、次のような選択肢が見えてきます。
- 児童扶養手当(母子手当)をもらいながら生活をする
- 資産形成を進めておき、収入が仕事に左右されない状態を作っておく
- 何かあれば実家を頼り、住居費や育児の負担を減らす



私は今、資産形成にも力を入れています。特定の仕事や収入に依存しない状態を作っておくことで、自由に使える時間を確保できるようにしているところです。
「結婚すればお金の不安がなくなる」わけではないと考えると、一人で備えておく方が、私にとっては納得感があるんですよね。
次の章では、「父親がいないと子どもがかわいそうなのでは」という、よく聞かれる疑問についてお話ししていきます。
父親がいないと子供はかわいそう?選択的シングルでよくある疑問
選択的シングルの話をすると、必ずと言っていいほど聞かれるのがこの質問です。
「父親がいないと、子どもがかわいそうなんじゃない?」と。
私はこの意見を、一概に否定はしません。しかし、父親という存在が悪い影響を与えてしまうケースも、実際にたくさんあります。



家庭がうまくいかず、いわゆる毒親のもとで育ったことで、結婚そのものに対する願望を持てなくなった人を、私は何人も見てきました。
父親がいれば安心、というわけでは決してないんですよね。
その一方で、片親であっても、精神的にすごく安定していて、人当たりもよく、何でもそつなくこなせる人にも出会ってきました。
私が心から尊敬している人が、まさにそうです。あるとき思い切って「父親がいなくて嫌だったことってある?」と聞いてみたことがあります。
返ってきた答えは「全くないよ!」という、迷いのない一言でした。この言葉は、私にとって大きな安心材料になっています。



つまり、父親の有無そのものが子どもの幸福度を決めるわけではないと思うんです。
大事なのは、父親という「役割」がいるかどうかより、祖父母など周りの誰かが、愛情を持って自分以外の視点から子どもと接してくれるかどうかではないでしょうか。そういう環境さえ整えられれば、私は十分だと考えています。
次の章では、選択的シングルを選んだ場合、相手をどう考えているのかについてお話ししていきます。
選択的シングルマザーの相手はどうする?
「選択的シングルを選ぶとして、じゃあ子どもの父親はどうするの?」というのも、よく聞かれる疑問の一つです。ここは正直、一番悩んでいる部分でもあります。
まず知っておいていただきたいのが、今の日本では、結婚予定のない人(事実婚を含む)が精子バンクを利用することはできないという現実です。
海外のように、制度として整っている国もありますが、日本ではまだこの選択肢自体が用意されていません。
そうなると現実的に考えられるのは、知り合いに依頼するという方法です。誰でもいいわけではなく、私の中では次のような条件を満たす相手を想定しています。
- 信頼できる人であること
- スキンシップを取っても、お互いに不快にならない相手であること
- 長い付き合いがあり、人となりを理解している相手であること
- 今は結婚を考えていないタイミングの人であること
理想を言えば、結婚という形に落ち着けるのが一番だと思っています。でも実際には、「結婚したいと思える相手ではあるけれど、今はそのタイミングじゃない」という男性の方が多いんですよね。
だとしたら、その「今じゃない」という状況を無理に変えようとするより、今できる形で協力をお願いするという選択肢があってもいいのではないか。私はそう考えています。
とりあえず付き合うタイプの男性の心理や特徴を知っておくと、相手選びの参考になるかもしれません。
次の章では、選択的シングルという道を考えるようになってから、私自身の心境がどう変わったのかについてお話します。
まとめ|選択的シングルマザーという生き方に、後悔はない
選択的シングルという道を考えるようになってから、私の中で一番変わったのは、時間に対する感覚でした。
これまでは「35歳までに結婚しなきゃ」「そのためには34歳までに交際期間を確保して」と、常に時間との戦いだったんですよね。



前に進みたい気持ちはあるのに、婚活はそう簡単にうまくいくものでもない。もし簡単にできていたら、きっとここまで長く婚活を続けていないはずです。
良い人に出会えたと思っても数ヶ月で縁が切れたり、「またダメだった」とショックを受ける。それを繰り返すうちに、前向きな気持ちを保つこと自体が難しくなっていきました。
婚活の手段を広げたい人は、アラサーが実際にツイッター婚活をやってみた感想も参考になるはずです。
この記事の冒頭でお伝えした通り、その状態が続いたことで、うつっぽくなってしまった時期もあります。
そんな時間を過ごし続けるより、楽しいと思える時間を増やしたい。私はそう思うようになりました。



一般的とされる「交際→結婚→出産」という順番を選ばなかったとしても、それは逃げでも妥協でもなく、自分なりに後悔しない道を選んだ結果だと思っています。
今できることと、後からでもできることを整理して、自分の意思で選択する。そうやって決めたことなら、この先どんな結果になったとしても、きっと後悔はしないはずです。
もし今、婚活に疲れを感じていたり、「結婚→出産」という順番に息苦しさを覚えている人がいたら、選択的シングルという道も、選択肢の一つとして知っておいてもらえたら嬉しいです。
