ワキガじゃないのに、脇汗の臭いが気になること、ありますよね。
普段、制汗剤を使う他にも、事前にサウナや岩盤浴でたくさんの汗を流し、体の老廃物を除去することですぐに解決できます。
また、時間がない方にはおすすめのグッズがあるので、汗の匂いの原因や改善目的に合わせて使ってみてください。
春や冬も油断できない!?脇汗が臭いやすい時期

脇汗の匂いが強くなる時期は、気温や湿度、ホルモンバランスの変化 によって影響を受けます。特に以下の時期に注意が必要です。
1. 夏(6月〜9月)
夏は最も脇汗の匂いがキツくなりやすい時期です。
・気温・湿度が高く、汗をかきやすい
・汗腺が活発になり、アポクリン汗の分泌が増える
・蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい
特に梅雨の時期(6月〜7月)は湿度が高く、菌が繁殖しやすいので、匂いが強くなりがちです。
2. 春(3月〜5月)&秋(9月〜11月)
春と秋は汗をかく意識が低くなりがちなので、対策を怠ると匂いやすい!
夏よりも春や秋の方が匂いが気になるという人も多いです。
・季節の変わり目で自律神経が乱れ、発汗が増える
・ストレスやホルモンバランスの変化で汗の成分が変わる
・寒暖差が大きく、脇汗をかく機会が増える
特に春の新生活や秋の気温変化でストレスを感じると、汗の成分が変わり、匂いが強くなることがあります。
3. 冬(12月〜2月)でも注意!
汗をかく機会が減る冬の時期でも「蒸れ」や「運動不足」が原因で匂いが強くなることがあります。
・厚着による蒸れで細菌が繁殖しやすい
・運動不足で汗腺の機能が低下し、臭い汗が出やすくなる
・暖房の影響で意外と脇汗をかく
特に暖房の効いた室内や電車・オフィスなどの人混みでは、意外と汗をかき、匂いが気になることがあります。

実は、夏だけでなく、一年中脇汗の匂いには注意が必要です!
脇汗の臭いを解消する5つの方法


脇汗の臭いを解消するには、以下の5つの方法があります。
方法 | 改善までにかかる時間 | 料金 |
---|---|---|
サウナ・岩盤浴 | 3時間 | 1,000〜3,000円 |
半身浴 | 1.5〜2時間 | 光熱費のみ |
制汗剤 | 1分 | 1,000〜3,000円 |
クレイスキンケア | 5〜10分 | 2,000〜3,000円 |
食事改善 | 3〜5日 | 食費のみ |
サウナや岩盤浴で汗を流す
汗の臭いを改善させるには、まずはしっかりと汗をかくことが重要です。1日で脇のイヤな臭いは解消されるので即効性が高いです。
サウナや岩盤浴が脇汗の臭い解消に効果的な理由を一つずつ解説します。
老廃物や皮脂の排出を促す
脇汗の匂いの原因のひとつは、皮脂や老廃物が汗腺にたまり、それが細菌によって分解されることです。
サウナや岩盤浴で大量に汗をかくことで、汗腺の詰まりが解消され、皮脂や老廃物が排出されやすくなります。 その結果、匂いの原因となる成分が減少します。
エクリン腺の割合が増える
汗にはエクリン汗(99%が水で匂いが少ない)とアポクリン汗(皮脂やタンパク質を含み匂いやすい)の2種類があります。
サウナや岩盤浴を習慣的に利用すると、汗腺の機能が活性化し、エクリン汗の割合が増えるため、汗自体の匂いが軽減されます。
皮膚常在菌のバランスを整える
脇の匂いは、皮膚に存在する細菌(常在菌)が汗を分解することで発生します。
サウナや岩盤浴で汗をかくことで、皮膚のpHバランスが整い、悪臭を発生させる菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
自律神経が整い、ストレス臭を抑える
ストレスが原因で出る「ストレス臭」も、脇の匂いの一因です。
サウナや岩盤浴はリラックス効果があり、自律神経を整えてストレス臭の発生を防ぐのに役立ちます。
代謝が上がり、体質改善につながる
サウナや岩盤浴で血行が促進されると、体の代謝が上がり、汗腺の働きが活性化して老廃物がたまりにくい体質になります。
これにより、脇の匂いの原因となる物質が減少し、根本的な体質改善が期待できます。



一般的な利用料金は1,000〜3,000円と比較的安く時間制限がないので、ゆっくりリラックスしたい方におすすめです。
施設 | 利用 | 料金 |
---|---|---|
銭湯併設のサウナ | 入浴料+サウナ利用料 | 1,000〜1,500円 |
大型温浴施設やスパ | 入館料 | 2,000〜3,000円 |
プライベートサウナ | 完全個室 | 2時間 8,000〜15,000円 |
サウナや岩盤浴とあわせて、脇の清潔ケアを行うとさらに効果的です。
入浴後はしっかり脇を洗う(ゴシゴシこすらず優しく)
制汗剤やデオドラント製品を活用する
食生活を見直し、脂っこい食事を控える
半身浴で汗を流す
半身浴の場合、バスソルトを使うことで血液循環が良くなり、短時間で大量の汗を流すことができます。
半身浴は40度の湯船に20分以上浸かることを言いますが、冬場は40度でも汗をかきにくい体質の人もいます。
温度を高くするのも良いですが、長時間入ることが辛くなったり、ガス代も高騰します。
そこでおすすめなのがバスソルトです。他の入浴剤よりも発汗効果が高く、入浴後の湯冷めも防ぎます。
特におすすめなのがエプソムソルトで、有名女優やタレントもよく使用しており、美容効果も期待できます。


エプソムソルトは、硫酸マグネシウム(MgSO₄) という成分からできており、以下のような効果が期待できます。
デトックス | 硫酸塩が体内の老廃物を排出するのを助ける可能性があり、発汗を促す。 |
リラックス 疲労回復 | マグネシウムが皮膚から吸収され、筋肉の緊張を和らげたり、疲労回復を助ける。 筋肉痛や肩こりに効果的。 |
美肌効果 | ・毛穴の汚れを落としやすくする ・角質を柔らかくする ・肌の保湿力を高める |
ストレス軽減 安眠効果 | マグネシウムは神経を落ち着かせる作用があるため、リラックス効果が高まり、睡眠の質を向上させる可能性があります。 |
発汗作用だけでなく、肩こりや疲労回復、リラックス効果、スキンケア効果も高いことから、モデルやタレントから絶大な支持を得ています。



自宅で汗をかけるため、サウナや岩盤浴が苦手な方でも利用でき、なるべくお金をかけたくない方にはコスパも良いのでおすすめです。
制汗剤
制汗剤は一番即効性が高く、お手軽に解決できるアイテムです。
汗の分泌を抑える(制汗効果)
制汗剤には、塩化アルミニウムやミョウバンなどの成分が含まれており、これらが汗腺に働きかけることで、汗の分泌を一時的に抑える効果があります。
汗が少なくなることで、細菌の繁殖を防ぎ、匂いの発生を抑えることができます。
最近の増殖を抑える
脇の匂いの主な原因は、汗そのものではなく、汗を分解する皮膚の常在菌(黄色ブドウ球菌など)です。
制汗剤には、以下のような殺菌成分が含まれているものがあり、菌の増殖を抑えて匂いの発生を防ぎます。
制汗剤に使われる主な殺菌成分
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
・ベンザルコニウム塩化物
・クロルヒドロキシアルミニウムなど
これらの成分が菌の繁殖を抑えることで、汗をかいても匂いの発生を防ぐことができます。
消臭効果で匂いを軽減する
制汗剤には消臭成分(炭や緑茶エキス、柿タンニンなど)が含まれているものもあります。
これらの成分が汗の匂い成分を吸着・中和することで、汗をかいても匂いが気になりにくくなる効果があります。
サラサラ成分で脇を快適に保つ
汗をかくと、脇が蒸れて細菌が繁殖しやすくなります。
制汗剤の中には、パウダー配合タイプ(タルクやシリカなど)があり、脇をサラサラに保つことで菌の繁殖を防ぎ、匂いの発生を抑える効果が期待できます。
制汗剤の選び方のポイント
目的に応じて、以下のように制汗剤を選ぶとより効果的です。
商品名 | 成分 | 目的 |
---|---|---|
ラポマイン | 殺菌成分(IPMP)配合 | 匂いを防ぎたい |
薬用ネオテクト | フェノールスルホン酸亜鉛配合 | 汗をしっかり抑えたい |
アニセ薬用デオドラントクリーム | 天然成分(ミョウバン、緑茶エキスなど)配合 | 肌に優しいものがいい |
また、汗をかく前に塗るのが最も効果的なので、朝のシャワー後や寝る前に使うと、翌日の脇汗の匂いをしっかり防ぐことができます!
クレイを使用し、スキンケアをする
クレイ(粘土)が脇汗の匂い解消に良い理由は、クレイが持つ「吸着力」「抗菌作用」「皮脂バランス調整」 などの特性によるものです。



制汗剤が合わない人や、ナチュラルな方法でケアしたい人に特におすすめです。
以下に詳しく解説します!
皮脂や老廃物を吸着し、毛穴を清潔にする
脇汗の匂いの原因のひとつは、皮脂や古い角質が毛穴に詰まり、それを細菌が分解することです。
クレイには高い吸着力があり、毛穴にたまった皮脂・汗・老廃物をしっかり吸収して取り除くことで、匂いの原因を根本からケアできます。
特に、ベントナイトやカオリンなどのクレイは、皮脂や不純物をしっかり吸着する力が強く、毛穴を詰まらせる汚れを取り除くのに効果的です。
抗菌・消臭作用で臭いの発生を防ぐ
脇の匂いは、汗そのものではなく、汗を分解する細菌(黄色ブドウ球菌など)によって発生します。
クレイには抗菌作用があるため、雑菌の繁殖を抑え、匂いの発生を防ぐ効果があります。
また、一部のクレイ(例えばモンモリロナイト)には消臭効果もあり、すでに発生した汗の匂いを中和・吸収する働きも期待できます。
皮脂バランスを整え、汗の質を改善
クレイは皮脂を吸着するだけでなく、皮脂分泌のバランスを整える効果もあります。
脇の皮脂が過剰に分泌されると、アポクリン汗と混ざって強い匂いの原因になりますが、クレイを使うことで皮脂の分泌をコントロールし、汗の質を改善することができます。
特にカオリンはマイルドな吸着力で、乾燥しすぎずに皮脂を適度にコントロールできるので、敏感肌の人にもおすすめです。
肌のpHを調整し、匂いを発生しにくくする
健康な肌は弱酸性(pH4.5~6.0)に保たれていますが、脇の汗や皮脂の影響でアルカリ性に傾くと、細菌が繁殖しやすくなり、匂いが発生しやすくなります。
クレイには肌のpHを整える働きがあり、脇の環境を弱酸性に保つことで、菌の増殖を抑え、匂いの発生を防ぐ効果が期待できます。
肌に優しく、敏感肌の人でも使いやすい
制汗剤などの化学的な成分に敏感な人でも、クレイは天然成分なので、肌に優しく安心して使えます。
特にカオリンやフレンチグリーンクレイは、刺激が少なく敏感肌でも使いやすいクレイとして知られています。
クレイの使い方
① クレイパック(週1~2回)
- クレイパウダーを水やヨーグルトと混ぜてペースト状にする
- 脇に塗り、5~10分ほど放置
- ぬるま湯で洗い流す
② クレイデオドラント(毎日使える)
- クレイパウダーをそのまま制汗パウダーとして使う
- ベタつきを防ぎ、匂いを吸収する効果あり
食事は動物性のものを控える
食事を改善することで、汗の成分を変えたり、菌の繁殖を抑えたりできるため、根本的な匂い対策になります。
臭いの原因となる「アポクリン汗」を減らす食材
食事でアポクリン汗の分泌を抑えられます。皮脂の分泌を増やす高脂質・高タンパクな食事を控えることで、匂いの元を減らすことができます。
・脂身が多い肉類→皮脂の分泌を増やす
・乳製品(チーズ、バター、生クリーム)→動物性脂肪が汗の成分に影響
・揚げ物やジャンクフード→皮脂分泌を促進
・アルコール、カフェイン→発汗を促進し、匂いを悪化
汗の臭いを抑える「抗酸化作用」のある食材を摂る
汗の匂いは、体内の酸化ストレスによって強くなることが分かっています。
酸化を防ぐ抗酸化成分を摂ると、汗の質が改善し、匂いが抑えられる効果が期待できます。
・ビタミンC(ブロッコリー、キウイ、レモン)→皮脂の酸化を防ぐ
・ポリフェノール(緑茶、カカオ、ブルーベリー)→匂いを抑える効果
・ビタミンE(ナッツ類、アボカド)→汗腺の老化を防ぎ、汗の質を改善
腸内環境を整えて、体臭を軽減する
腸内環境が悪化すると、有害なガスが発生し、それが血液にのって汗に影響を与え、体臭や脇汗の匂いが強くなることがあります。
腸内環境を整えることで、体内の匂いの元を減らすことができます。汗の匂いだけでなく、オナラや便の匂いも解消されます。
・発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ)→善玉菌を増やし、体臭の発生を防ぐ
・食物繊維(五臓、玄米、豆類)→悪玉菌を減らし、腸内環境を整える
汗のpHバランスを整える「アルカリ性食品」を摂る
汗のpHが酸性に傾くと、細菌が繁殖しやすくなり、脇汗の匂いが強くなりやすいです。
アルカリ性の食品を摂ることで、汗のpHバランスが整い、汗の質を改善し、匂いを抑える効果があります。
・海藻類(わかめ、昆布、ひじき)
・野菜(ほうれん草、キャベツ、にんじん)
・フルーツ(バナナ、りんご、グレープフルーツ)
改善策を試しても脇汗のニオイが取れない時の対処法
これまで紹介した対策を実施してもなかなか臭いが改善されない場合は、ワキガ(腋臭症)である可能性が高いです。
自宅でできる体臭測定キット『odorate』で簡単にチェックすることができるので、試してみてください。
・耳垢が湿っている
・ワキの汗染みが黄色く変色しやすい
・親がワキガである(遺伝的要因)
このような人は、専門的な医師に診てもらうか、または自分で検査キットを使用してチェックしてみてください。
一度ワキガチェックをしておけば、根本的な治療が必要なのか、食事や老廃物によるニオイなのかが分かり、適切に対処することができます。



病院に行くのが恥ずかしい、勇気が出ない人におすすめです。
もしワキガ(腋臭症)の可能性が高くても、しっかり治療をすれば治りますので安心してください。
【まとめ】脇汗の臭いがキツい時の対処法
今回は、脇汗の臭いが気になる人へすぐに対処できる方法を解説しました。
気になる異性や好きな異性と楽しく過ごせるように、普段から匂いケアをして素敵な関係を築いていきましょう。
・サウナや岩盤浴で汗を流す
・半身浴で汗を流す
・制汗剤を使用する
・食事は動物性のものを控える
・体臭測定キット『odorate』でワキガチェックする