婚活してようやくできた彼氏が、うつ状態になりました。
仕事でうまくいかず、特にインセンティブありきな仕事で収入は不安定。日々数字に追われている毎日でメンタルが落ちてしまい結婚の話どころじゃなくなりました。
これを支えるべく彼女としてできることをやり、お互いに支え合ったことで笑顔を取り戻すことができました。
一時期、結婚が遠のいて、正直諦めかけたこともありましたが「ピンチはチャンス」です。
以前、会社でメンタルサポートをしていた経験を活かし、うつ状態から二人で乗り越えることができました。今同じように悩んでいる方へ、読んでもらいたい記事です。
うつ病彼氏を支えるために初期段階でやったこと
うつになった彼氏を支えるには、初期段階でどれだけ対処できるかがポイントです。
相手への理解、日常生活などできることのフォロー、相手だけでなく自分のメンタルキープなど具体的に実践して良かったことをお伝えします。
・パートナーがうつ状態になった原因を理解する
・デートをドタキャンされても怒らない
・落ち着いた時に話を聞く
・自分の機嫌を取るための方法を考える
・パートナーのために日常生活のフォローをする
・頑張っている今の状況を褒める
二人の性格や状況に合わせて、できることから参考にしてみてくだいね。
うつ状態になった原因を理解する
まずは相手のことを十分に理解してあげることが大切です。
男性(特に長男)はプライドが高く、弱音を吐いたり、現状を自分から伝えないことが多いです。
うつ状態になった理由をきちんと話してくれる雰囲気を作ることも大切です。
「今日はどうだった?」
「最近夜遅いね、仕事忙しくなったの?」
あらかじめ話し合う場を設けるのではなく、初めはこのようにフランクに話しかけてみてください。
私が実際に声をかけた時、このような状況でした。
【当時のうつ状態の状況】
・8:30〜26:00まで仕事(営業)
・常に数字が求められる世界
・土日出勤あり
・食事は冷凍の宅配弁当
・デートは毎週土曜日夜のみ
残業80時間以上の長時間労働は、うつ病のリスクがあります。今の現状をざっくり計算すると、残業はトータル月160時間、土日を入れるとうつ病のラインは大幅に超えていました。
いつ精神状態が崩れるか心配でしたが、それでもここまで頑張れているのは、仕事が好きだからだと思います。
この仕事が上手くいっていたとしても、精神状態が崩れるには時間の問題でした。
パートナーとしては、この状態をまずは理解してあげることが第一です。
デートをドタキャンされても怒らない
うつ状態になると普段できていたことができなくなり、さらに自己嫌悪に陥って重症化してしまいます。
最初に起きる症状を知っておくことで、焦らず対処できるようになります。
仕事や人間関係などあらゆる面で精神的に疲れが溜まり、うつ状態になると以下のような症状が起こります。
・笑顔が減る
・話していても目が合わない
・指先が常に動いていて、ソワソワしている
・朝が起きれなくなる
・遅刻が増える
大事なデートに遅刻してくるようになりますが、その変化を捉えて理解してあげることが大切です。
このようにブチギレたくなる気持ちはわかりますが、相手もいっぱいいっぱいになっている状態で怒ってしまうと逆効果です。
「申し訳ない」と思っている気持ちは必ずあると思うので、怒らず、冷静に対処することを意識しましょう。
落ち着いた時に話を聞く
うつ状態になっているときは、落ち着いたときや話しやすいタイミングがあります。
お互いが冷静に話せる環境ができたときに、必ず話し合いをしましょう。
・仕事でうまくいかない状況が続いた
・気分のアップダウンが激しくて、うつ状態になってしまった
・申し訳ないという気持ちでいっぱい
・精神状態が不安定で、何もしてあげられない
話を聞いてみると、男性として、パートナーとして、何もできない状態にも落ち込んでいました。
詳しく話を聞くことで相手のことを理解し、納得することができます。イライラも収まるので、まずは話し合うことを大切にしましょう。
自分の機嫌をとるための方法を考える
大事なデートをすっぽかされたとき、誰でも悲しい気持ちになります。
イライラして相手に当たってしまうと、さらに仲が悪くなり、関係が崩れてしまいやすくなります。
そんな時は、他の友人と遊ぶ予定を入れたり、趣味に没頭したり、自分の好きなことを行うようにしましょう。
・ジムに行く
・好きな料理を作る
・ネイルを楽しむ
・家庭菜園をしてみる
・好きなケーキを食べに行く
・景色の良いところに出かける など
私は誰かに聞いて欲しかったので、以前から気になっていた配信を選びました。
顔出しをしなくても聞いてくれる人がいて、コメントをしてくれる人がいて、励ましてくれる人もいます。
自分がごきげんになれる環境を探して、そこに身を放り込みましょう。

彼氏に依存しないことが大事です!
パートナーのために日常生活のフォローをする
仕事が原因でうつになると、根本的な原因をパートナーが解決することは難しいです。
ですが、日常生活でのサポートなどパートナーのためにできることを考え、さらに「うつ病の予防になること」を意識して実施しました。
・一日3食きちんと食事を摂る
・一日8時間以上の睡眠時間を確保する
・暗い部屋で過ごさない
・休みの日は寝溜めしない
・太陽を浴びるように意識する
・日頃のモヤモヤを話す
・考え込みすぎないように一人の時間を作る
・運動時間を取り入れる
このようにうつ病の予防法は食事・運動・睡眠・休息などがあります。
実際にやってみたことは以下の通りです。
・部屋の電球を明るくする
・しっかりしたデートではなく、カフェで30〜1時間話す時間を作る
・平日の夕食は定期的に作ってあげる
同棲はしておらず、パートナーの部屋も狭かったため泊まり込みが難しかったのですが、せめて夕食だけでも良いものを食べてもらいたいという気持ちで、平日の夜に食事を届けることをしました。
毎日だと罪悪感を感じてしまうため、週に2日、作り置きをしておけば一人でも食べられるように工夫しました。
会える時間は帰宅後の2時間程度でしたが、「今日はどうだった?」と気軽に聞いてみることで相手も職場であったことを話せる機会にもなり、プラスになりました。
頑張っている今の状況を褒める
パートナーがうつ状態になったきっかけは、仕事での失敗が原因でした。
特に職場環境によるもので、自分ではどうしようもできない状況に悩んでいました。
しかし、数字が出ていなくても、間違いなく努力はしていて、その行動に対して褒めることを続けました。
「数字は出ていないかもしれないけど、十分頑張ってるよ」
「少しずつ成長しているから大丈夫」
「すべて上手くいく人なんていないから」
「めちゃくちゃ頑張ってるやん!すごいじゃん!」
この思いはしっかりと言葉にしてあげないと伝わらなかったので、会った時は必ず一つは褒める、いつもより多く発言するようにしました。
プライドが高く、フォローを嫌がる彼氏を説得する方法
うつ状態になった当初は、「ご飯はゆっくり時間が取れた時にお願いする」「部屋は掃除ができてなくて汚いから来なくて良いよ」と言っていました。
プライド高き男のよくある言い訳です。そんなこともあろうかと、私は準備をしていました。
「今ちゃんと食べないとうつ病になる」
「このままだとメンタルが復活する前にあなたが倒れてしまう」
「うつ状態だから、掃除ができなくて当たり前」
今の時期が一番大事だからこそ「ちゃんと人に頼りなさい」ということを強く言いました。
彼氏も理解してくれたようで、ようやく私のフォローを受けることを受け入れてくれました。
ここまできちんと話さないと、今後結婚してから出てくる困難も乗り越えられないので、一度ここできちんと話しておくことをおすすめします。
プライドを傷つけないために意識したこと
男性は女性がフォローする、サポートすると「情けない」と感じて嫌がる人が多いです。
男性のプライドを傷つけないように、自分の立場を考えて言動に注意することも大事です。
実際に気をつけていたことを紹介します。
復活するまで友人に彼の状態を話さない
女性はなんでも友人に詳しく話してしまう傾向にありますが、うつ状態の時のことは周りに話さないようにしていました。
男性からしてみると「情けない男」というイメージがつくのが嫌ですし、どんな男性でも頼り甲斐のある強い男でいたいのです。
うつ状態から回復して、あとで笑い話になった頃に話すことを決めていました。



「言わなくてもいいことをあえて言わない」という選択ができるようになることも大切です。
男性を立てることを意識する
近年、女性も働くのが当たり前になり、稼げるようになりました。私も会社員として働くことはできますし、副業も兼ねて収入をアップさせることはできました。
しかし、「私もダブルワークをするから、仕事を減らして良いよ」とは言わないようにしました。
この対処法が正解だとは言えませんが、男性はさらに「情けない」と感じるようになり、プライドが傷つけられてしまいます。



仕事に関しては、男性を立てることで、彼のモチベーションを保つことも必要です。
なぜ男性はうつ状態になるまで仕事を頑張るのか?
一日17時間もの労働をして、心身ともに体調を崩しているのに、男性は「なぜこんなにも仕事を頑張るのか?」
それは結婚して家族を養うためです。
女性は妊娠・出産・育児と頑張らなければならないものが必然的についてきますが、男性に関しては、最近は育児をする人も増えてきましたが、どれだけやっても母親には勝てず、仕事をやるしかありません。
男性にとって「仕事は命」なのです。
どれだけ相手にされなくても、うつ状態でデートをすっぽかされても、女性は彼氏を信じて待つことが重要です。



ここで喧嘩をして結婚する時期が遠のいていくのも悲しいですからね…
【まとめ】うつになった彼氏を支えるためにやったこと
彼氏がうつ状態になった時の状態やフォローしたことをまとめました。
精神状態が不安定だと仕事だけでなく生活や人間関係もすべて悪化し、悪循環に陥りやすくなります。
重症化する前に早めに支えてあげましょう。
・初期段階で適切な対応をする
・男性のプライドを傷つけないように配慮する
・仕事の大切さを理解する
・感情でぶつからない
・冷静になった時に対応する
これさえできていれば、「あの時支えてくれたから一生大事にする」と心に決めてくれるようになるはずです。
今はお互いに辛い時期ではありますが、少しずつ解決していくことで二人の絆も深まること間違いなしです。
同じ状況で頑張っている人は、ともに頑張りましょう。